紀元節

作詞:高崎 正風 
作曲:伊沢 修二

著作権:消滅(詞・曲)

 

 

一、 
雲に聳(そび)ゆる高千穂の

高根おろしに草も木も 
なびきふしけん大御世(おおみよ)を

仰ぐ今日こそたのしけれ

二、 
海原なせる埴安(はにやす)の

池のおもより猶(なお)ひろき 
めぐみの波に浴(あ)みし世を

仰ぐ今日こそたのしけれ

三、 
天つひつぎの高みくら  

千代よろずよに動きなき 
もとい定めしそのかみを  

仰ぐ今日こそたのしけれ

四、 
空にかがやく日のもとの  

よろずの国にたぐいなき 
国のみはしらたてし世を  

仰ぐ今日こそたのしけれ

 

明治二十六年
官報三〇三七号付録
「祝日大祭日歌詞竝楽譜」

 

紀元節(建国記念の日)の歴史的経緯

明治5年、明治政府が定めた

神武天皇即位の日です。

戦前は「紀元節」と言って、

世界各国と同じく

国民一体となってお祝いしていました。

残念ながら敗戦をきっかけに、

日本人の団結心を恐れて

占領軍の命令により、

戦前から継承されてきた

たくさんの国家的記念日とともに

廃止されました。

しかし、

講和条約成立後、

多数の国民の要望により、

昭和41年に改めて

「建国をしのび、国を愛する心を養う」

ことを主旨とし、

「建国記念の日」として制定されました。

ちなみに世界の独立国は

すべて建国記念日を制定しており、

政府と共に国をあげて

お祝いしています。

紀元節の歌について

高崎正風作詞、伊澤修二作曲。

この曲は雅楽の旋律をもとにして

作曲されています。

歌詞の大意は、

国歌「君が代」と同じく

文語体で書かれていますので、

現代の私たちには少し難しいですが、

神話の時代より続く

誇りある我が国が、

末永く平和で安泰であることを

寿ぎ祈る気持ちが

高らかに歌われています。